実際にラオスを訪れたからこその邂逅

実際にラオスを訪れたからこその邂逅

 はじめまして。STUDY FOR TWO 広島大学支部 1年の執行泰輔です。

 今年の夏にスタディツアー(以下スタツア)として支援先であるラオスに行ってきました。普段、日本での生活の中では体験できない学びが多くあったので共有したいと思いました。

渡航した理由

 私は将来、発展途上国の技術支援に携わりたいと考えています。

 私が今回ラオスに行こうと思ったのは、現地の現状、ニーズを認識しておくことはその目標の足掛かりとなると考えたからです。

 STUDY FOR TWOに入ったのも、途上国ボランティアだけでなく実際に現地に赴けるスタツアへの興味が大きな理由となっています。

 また、支部の活動だけでは支援先についてあまり深く触れる機会がなかった事も渡航理由の1つです。支援先を深く知らないにも関わらず、「国際ボランティアをしている」と言う事に少し違和感を感じていました。実際の現状を体験した方が今後の活動へのモチベーションも上がると考えました。

スタツア内容・体験

 今回スタツアで行ったのは、主に支援先の学校2校の訪問・奨学生の自宅訪問です。

 私は開発途上国に行ったのは初めてで、多少緊張していましたが、現地の方々が親切に、フレンドリーに対応してくださったため、たいへん楽しんで交流することができました。

 まず学校訪問で文房具などを寄付しました。沢山の子どもたちと先生方が歓迎してくださいました。

学校訪問の様子

 昼食はラオスの伝統的な料理を振る舞って頂きました。やはり日本とは違う独特な味付けで異文化を感じることができたと思います。

ラオスの伝統料理


 自由時間では子どもたちと折り紙やバレーボール、セパタクローなどをして遊びました。

学び・ラオスの現状と課題

 スタツアでは様々な事を学びましたが、教育支援のあり方に焦点を当て、日本にいたらわからなかったであろうことをメインに紹介します。

 スタツアで、私は私たちの支援についてこのままでいいのかどうか考えさせられました。

 まず、気になったのは高校以上に進学できそうな奨学生が少ないということです。

 今STUDY FOR TWOは小、中学生を主に支援対象としています。しかし、自宅訪問で伺った話によると、教材代より、生活費やバイクなどの移動手段に困っている人がほとんどで、行きたくても高校以上への進学が困難な現状にありました。

 結果、選択できる職業の幅が狭まり、結局家の農業を手伝う、つまり学校の教育を活用できない子どもたちが大勢いる状態になります。もっとロングスパンでの支援など、支援自体の形態を考え直す必要もあるのかもしれません。

 私は今まで支援先や金額の事は考えたことはあっても、支援自体の形態や手段についてはあまり考えたことがありませんでした。しかし、「教育は大事だから」と教材や奨学金を渡すことだけが支援ではないことに気づかされました。

子どもたち

 一方で、貧富の差が大きいことも感じました。屋根の修理もままならず、水も満足に得られない家庭から、スマートフォンを持っている生徒たちまで様々でした。都市部に行けば、さらに裕福な家庭も少なくないでしょう。ラオスは開発途上国の中では比較的裕福な方と言われています。

 もちろんそれでも教育支援が必要なことに変わりありませんが、他にも差し迫った国があるのではと思いました。もっと色んな国を見て、どの国にどんな教育支援が必要なのか、私たちが支援していく対象について考えていきたいです。

 また、教育において特に気になった課題は、教員問題でした。

 今ラオスでは、教員の数に枠を設けられており、その枠がいっぱいで新たに教員を採用しづらい環境にあります。と言っても教員が十分に足りているわけではありません。特に田舎の地域ではかなり不足しています。しかし、教員の数を増やすことができないので、そのような地域ではボランティアで教師をしている方も多くいます。私たちが訪ねた学校もそうでした。

 都市部では逆に教員が余っているようで、都市部富裕層が枠を多くとっているようです。加えて、教員の質も問題になっていました。ラオスで教育が普及し始めてからそこまで長くありません。つまり、教員自身も十分な教育を受けているとは限らないということです。その上ボランティアの人ともなれば、教員全体の質の向上を図るのは困難なようでした。教員の数と質の課題解決は重要だと感じました。

 これらの学び、気づきを毎晩ホテルでスタツアメンバーで話し合いました。他支部の方で、そして国際関連に興味を持つ方とミーティングをする機会はあまりないので、自分の支部にいるだけでは得られないとても貴重な刺激でした。

まとめ

 ・インフラ整備は洪水後ということもあり、特に道路、水の面で必要と感じた。その反面、他の開発途上国に比べると発展しているのかもしれない。

 ・高校までの支援が必要か?→支援形態について考える必要性。

 ・貧富の差が激しい。←インフラ・教員の数の面からもわかる。

 ・教員問題。教員不足・教員の質について。

ビジョン・今後のSFTでの活動について

 今回のスタツアで、私はラオスの現状、問題点、NGOについて理解を深めることができました。普段の支部の活動やネットの情報だけではわからなかった事も多くあるので、これからも支援先に実際に訪れたり、調査したり、行動していこうと思います。

 自分たちがラオスを支援していて、活動がどんなことに役立っているのか、何が足りていないのかが分かると普段の活動のモチベーションにもなりました。これから、高校まで支援すべきか、どのような支援形態を取るべきかについて考え、改善したいです。また、スタツアで学んだことをアウトプットし、支部でも支援先について触れる機会を増やしたいと考えています。

 日本での生活がいかに当たり前でないか、世界にどんな課題があるのか、それを認識し、改善に向けて行動する人がこのブログによって一人でも増えるいいなと思います。

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