海外ボランティアでは特に大事!『歴史を振り返る事の大切さ』

海外ボランティアでは特に大事!『歴史を振り返る事の大切さ』



海外ボランティアでは特に大事な『歴史を振り返ることの大切さ』をお伝えします。

こんにちは、STUDY FOR TWO広報の柳田です。
海外ボランティアを行う人の中には「ボランティアをしたい!」という思いが先行してしまい相手国の歴史を知らずにボランティアをしてる人が多くいるように思います。

そこで今日は、なぜ歴史を学ぶ事がそんなに重要なのかをお伝えしたいと思います!
 

『今』起きている問題を解決するには『過去』を知らなければならない


僕は歴史が好きなのですが、よく「歴史を勉強して何が楽しいの?」とか「歴史を知ったって意味ないじゃん」
そんな言葉をよく言われます(泣)

ではなぜ歴史を学ぶ事が重要なのか?
特に国際協力の団体に所属する人・入ったばかりの人・これから入ろうか考えている人問わず必見です!

イギリスの歴史学者であるE.Hカー(1892~1982)は歴史学を次のように説明しています。

「歴史とは、現在と過去との間の尽きることを知らぬ対話である」

世界各国で起きている問題には必ず原因があります。これを探し出すのが歴史学なのです。

 

海外ボランティアでは特に大事! 相手国の歴史を学ぼう

■なぜ、海外ボランティアでは特に歴史を知ることが重要なのか?

それはずばり、相手国の歴史を知らないという事は、相手国そのものを知らないということだからです。

ボランティアでは、支援を最優先するあまり相手国に関する詳細な知識を学ぶことを忘れがちです。
しかし、支援される側の国から見ると「私たちのことを全く知らない人達たちに支援されても…」ということではないでしょうか?
私たちも、困ってるときは自分の事を深く知っている人に助けてもらう方がいいですよね(笑)

■歴史を学ぶ事で支援の形が決まる

また、歴史を学ぶ事で「支援のために何をすればいいのか」を決める事も出来ます。
もっと言ってしまうと、「歴史を学ばずに決めた支援にあまり価値はない」ということです。

例えば、STUDY FOR TWOの支援先であるラオスは成人識字率が70%と教育水準は高くありません。
普通は、「途上国で教育水準が低いのは学校が少ないからだ!」と考えますよね。

しかし、実際にラオスの教育水準が低い理由は学校が少ないからなのでしょうか?

ー答えはNOです。

確かにラオスの学校数は多いとは言えません。しかし、学校が少ない事が一番の理由ではないのです。
ラオスは現在に至るまで西欧諸国の植民地支配や、内戦を経験しており、農村部では特に荒廃がすすんでいます。
そのため人々は生活のために農業を最優先し、子どもを学校に通わせずに早くから農業に従事させる家庭が多いのです。

つまり、学校はあるが、学校に通わせる家庭が少ないという状況があるのです。

事前に歴史を学んでいれば「じゃあ子どもたちを学校にしっかりと通わせるためには保護者に何を伝えれば良いのか」といった『支援対象』や『支援内容』だって決める事が出来るんです!

(幼少期から家のお手伝いをする子どもたち)

また、ラオスは40~60もの少数民族が存在している多民族国家です。
しかし政府は国民全員を「ラオス民族」としているために少数民族に対する配慮がほとんどありません。
民族ごとに使用している言語が異なるために、学校に行ったところで授業が公用語であるラオ語で行われるため、教育を受けられないというのが実情なのです。

(ラオスの少数民族の一つ、モン族の女性)

■団体内で勉強会を開催してみよう

このようにラオスの場合、たとえ学校を作ったところで「学校に通わせずに農業に従事させる親」や「少数民族に他するケアを行わないラオス政府」そのものを変えなければ根本的な解決にはなりません。

つまり、「なんでこの国では貧困が深刻なんだろう」や「なんでこの地域には綺麗な水が無いんだろう…」
といった様々な問題を解決するには、その原因を過去を遡って知る必要があるのです。

長期的な支援を行う団体では特に、持続的な支援を行うためにも定期的に団体内で勉強会を開催してはいかがでしょうか?

具体的には、

・メンバー各自で調べて来てもらい、定期的に相手国に関する勉強会を開催してみる

・NGO団体から職員の方を講師として招く

などをおすすめします。

これで、『今』を解決するには『歴史』を振り返らなければならない理由がお分かりになったでしょうか?
また、この他にも歴史に限らずその国のことをもっと深く知るということは団体のメンバーのモチベーション向上に繋がるなど有意義になること間違いなしなのでぜひ皆さんも『歴史』を振り返ってみて下さい!

 

 

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