【スタツア報告No.4】目的と手段の再確認

【スタツア報告No.4】目的と手段の再確認

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サバーイディー、こんにちは!
STUDY FOR TWO早稲田支部の鈴木彩華です。
この度、といっても結構経ってしまったのですが、ラオスへのスタディーツアー(以下スタツア)に参加してきました。

スタツアに参加して考えたことを、みなさんにお伝えできたらと思います。

 

~もくじ~
①スタツアに参加した理由
②スタツア前に立てた目標
③スタツアを実際に経験して

①スタツアに参加した理由

私は1年生の5月にSTUDY FOR TWO(以下SFT)に入り、それから約1年半活動を続けてきました。

 

SFTに入った理由は、高校生の時から「東南アジアの途上国の子どもたちをサポートしたい」という思いがあったから。
しかし、1年半活動をしているうちに、子どもたちをサポートするためではなく、お金を集めるために中古教科書の回収販売をしているような錯覚に陥り始めました。

 

「国内にいながらできる国際ボランティア」がSFTのいいところなのですが、それが仇となって、活動にマンネリ感を持つようになってしまったんです。

早稲田支部は2年生で活動引退。私はタイに半期留学しているため、実質SFTの活動にはもうほとんど携われません。

「SFTの活動は、確かに子どもたちをサポートしていたんだ」という実感を得る最後のチャンスかもしれない…!そう思い、今夏ラオスを訪れることにしました。

 

 

 

②スタツア前に立てた目標

 

スタツア前に行ったグループハングアウトでは、それぞれがスタツアを通しての目標を立てました。
私の目標は、先ほど書いたように、「SFTの活動が確かに子どもたちを支援している」という実感を得ること。それからもう1つ、「SFTの活動が本当に意味のあるものなのか」を考えることでした。

例えば、1人の奨学生につき1万円出しても、人件費や交通費のために、渡せるものは学用品など僅かなものだけ。それでもその1万円に、その学用品に価値はあるのだろうか?また、そもそも貧しい奨学生にとって、学校に行くことは為になるのだろうか?
こういった、国内での活動を通してもやもやしていたことにちゃんと向き合って考えようと思いました。

 

 

 

③スタツアを実際に経験して

 

スタツアの4日間は本当に楽しく、あっという間に過ぎて行きました。
ホテルを朝早く出て村の小学校に着くと、たくさんの小学生が私たちをお出迎え。午前は奨学生のお宅を訪問し、午後は小学生たちと遊び、そして夕方には儀式(バーシー)をしていただきました。

村の人々は温かく私たちを歓迎してくれましたが、特に、午後の遊び時間で子どもたちが見せてくれた笑顔は忘れられません!!

 

 

さて、そんな楽しい4日間の中でも、いろいろなことを考える機会がありました。

例えば、2日目に訪れたラオヤイ村の小学校へ行く途中で、小学生くらいの子どもたちを見かけました。ラオスは義務教育である小学校でさえ退学率が高いので、きっと貧困か何かの理由で学校に通えていないのでしょう。

例えば、訪れた村でも、一部の中学生はスマートフォンを持っていました。その一方で、1年の学費が約1万円ほどなのに学校に通うのが厳しくて、学用品(つまりノートや鉛筆)の寄付でもありがたいという家庭がいくつもあります。

例えば、奨学生の多くは成績が優秀で、雨の日でも学校まで遠くても毎日欠かさず通っていて、放課後は家事をこなして、小学生の頃の私に爪の垢を煎じて飲ませてあげたいくらいいい子達です。けれど、その子たちの将来の夢が叶う確率は残念ながらとても低いです。先生になるにはもちろん義務教育以上の学歴が必要だろうし、軍隊や警察官には、土地を売ったお金で賄賂でも渡さない限りなれないでしょう。

 

 

こういった現実をこの目で見て、改めて「お金」の重要性を痛感しました。貧困のサイクルから抜け出すことは本当に難しい。きっと多くの小学生たちは、義務教育が終了した後、出稼ぎに行くか家業を引き継ぐかして、あまり変わらない生活レベルのまま生きていくのだと思います。

けれど同時に、SFTの活動は役に立っている!!とも感じました。
確かに、私たちのサポートでは支えきれないほど貧しい子どもはいるし、支援している奨学生の将来を変えることもできません。それでも、そこに勉強したいと願う子どもがいて、少しの支援でもその子が学校に行きやすくなるのなら、絶対にSFTの活動には価値があるのです。

 

スタツアに行く前は、ただたくさん教科書を集めて売って、少しでも多く寄付することが目的になっていました。

けれど今は、私が実際に会った子どもたちのために、そしてその子たちの友達や知り合いの貧しい子のために、何でもいいから何かしてあげたい。

奨学金のために寄付することは手段で、「勉強したいと願うすべての子どもたちが勉強できる」ようにサポートすることが目的なんだと再確認できました。

私事ですが、私は今週末、タイの売春被害にあった子どもの保護施設を訪れようと考えています。

 

これも、スタツアを通して「子どもたちの力になりたい!」という入学当初の思いを思い出せたからです。私は今SFTの活動には参加できませんが、タイでできることを精一杯やるつもりです。

 

みなさんも、SFTで、あるいはその他のコミュニティで、子どもたちのためにできることを精一杯やっていただけたら幸いです。

 

 

早稲田支部2年
鈴木彩華

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